One is too many

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自分の「うつ」を治した精神科医の方法 / 宮島賢也 【本】

こんにちは!

Mitsuharuです(。・_・。)

 

 今日の一冊は、宮島賢也さんの『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』です。

本書の中から好きな文章を3つ紹介します!

うつになる人と、ならない人の違い

  うつになる人は、いやなこと、よくないことばかりに目が行き、うれしいこと、楽しいことに目が向かなくなっていく傾向があります。いやなこと、よくないこと、ネガティブなことにとらわれ、そういったことばかりを考えていると、当然ですが、気分は落ち込みます。

 うつになる人は、いやなことが頭の中を占領し、その結果うつ状態を引き起こしているのです。

 人間にはもともとネガティブなことに目がいきやすい、という特性があると聞きます。その方が、太古の昔では敵から逃げ、生存するのに役立ったからです。そういう、背景があるとしても、ネガティブになり過ぎるとうつになってしまいます。意識的によかったこと、うれしかったことに目を向けるようにしたいと思いました。

やりたくないことをするのに慣れている

 僕からみると、今の日本人は、やりたくないことをやるのに慣れている人が多いように思えます。うつの患者さんたちに日々接して、つくづくそう感じるのです。言い換えると、「自分が本当は何がしたいか」について鈍感になっているように思えます。 

 学校教育を通して、やりたくないことをやるのに慣れるようなロードマップがあるような気がします。やりたいことに含まれる一部のやりたくないことはまだ良いのですが、

ただただやりたくないことをしていると、心が麻痺していきます。感情を抑えていると

どこかで限界になるかもしれません。自分の気持ちに鈍感になるというのは怖いなと思いました。やりたくないことは避ける、断る、代替の方法を考える等の対処をしていきたいです。

相手に認めてほしい思いが強いと、心が虚しくなる

 相手に認めてほしいがために、つい無理をしてまで頑張ってしまう人がいます。しかし、それをずっと追いつづけるのはもったいないと僕は思います。いったい、相手はいつ、認めてくれるのでしょうか。

 (中略)

 お勧めは、「自分で自分を満たしてあげること」です。いつでも、自分を 認めてあげたらいかがでしょうか。

 他人が褒めてくれたときだけ心が満たされるというのは、相手次第となるため苦しくなりやすいと思います。何かができても、できなくても、生きているだけで素晴らしいと思えたら気持ちが楽になります。自分の機嫌を自分でとれるようになりたいと思いました。

 

 年度末になり卒業、引っ越し、就職…etcといった環境の変化を迎えてる方も多いと思います。今の時期に無理をすると、心には大きな負担になるかもしれません。「うつ」とはいえないまでも、つらい思いを抱えることはしばしばあります。心にとって良いことはなんだろうという興味で読みましたが良い本でした。

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)