孤独がきみを強くする / 岡本太郎 【本】
こんにちは Mitsuharuです(о´∀`о)
今日の一冊は、岡本太郎さんの『孤独がきみを強くする』です。
本書の中から好きな文章を3つ紹介したいと思います。
弱いなら、弱いままで進めば、勇気が出てくる。
自分を大事にして、かばおう、うまくやろう、傷つきたくない、そう思うから不安になるんだ。もし自分がヘマだったら、”ああ、おれはヘマだな”と思えばいい。もし弱い人間だったら、”ああ弱いんだな”でいいじゃないか。(中略)こんなに弱い、なら弱いまま、ありのままで進めば、逆に勇気が出てくるじゃないか。
弱いからダメだとか、どうしてこんなに弱いんだろうと嘆いて、自分自身を責める必要ありません。うまくやろうとしなくていい、弱くてもそのまま進んでいこうと思える文章でした。
遊びにおいてこそ、生きがいとプライドをつかみ取れる。
大事なことは、功利的でない、無目的な生のよろこびに全身をぶつけ、真剣に遊ぶことだ。自分が<何々であるか>とか<何々ができる・できない>ということよりも、<こうありたい>、<こうしたい>ということの方を中心に置く。その欲望が実体なのだ。
何者になる、何者にもなれなかったということを気にする必要はありません。才能がないからといって引っ込んでしまうのはもったいないです。いかに才能に頼らないか、才能がなくても、やりたいからやるという遊びこそ無条件の生きがいにつながります。
いくつになったら、なんて考えるな。
自分の顔に責任をもって生きるとは、この瞬間瞬間において、若さとか、老年とかいう条件を超えて、未熟なら未熟なり、成熟したら成熟したなりの顔を持って、精一杯に挑み、生きていくということだ。いくつになったら、という考え方が人間を堕落させるんだよ。
年齢なんて意識せず、瞬間瞬間に自分の運命を無条件に世界にぶっつけて生きていくべきだと述べられています。今ここがすべて、年齢よりも、何をしているかが大事だということを思い出させていただけました。
全体を通して、岡本太郎さんの生きるスジといいますか、価値観を徹底的に貫いて
生涯を送られたのだということが伝わりました。常識にとらわれず、逆を攻める、孤独さえもパワーに変えるすごさを感じました。読了後は非常に爽快な気持ちになれます!
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