One is too many

『ひとつでは多すぎる』をモットーに色々挑戦したい。 ライフログ(旅・自然)メイン

魔法のコンパス 道なき道の歩き方 / 西野 亮廣 【本】

こんばんは。 

Mitsuharuです(о´∀`о)

 

今日の一冊は、西野 亮廣さんの『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』です。

本書の中から好きな文章を3つ紹介します!

ネタバレと確認作業

人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない。

(中略)

ダイナミックに情報を発信して分母を増やせば、「行かない」という人が増えると同時に、「行く」という人が増える。「行く」という人が増えればそれでいい。

 西野さんは絵本を全ページ無料公開されたとき大きな話題となっていたのを覚えています。結果「本を手にとってみたい」という人が増えたことですごい本が売れていましたね。

 

 ネットで全文無料公開し話題に、というルートがこのところ増えている気がします。全文でなくとも、ちょい見せも含め。ネタバレによって、それを実際に確認してみたくなる人の心理をうまく利用した戦略です。どうして、無料で公開するのかというとこの効果を狙ったものだということを知りました。

ハロウィンのゴミ問題を”遊び”で解決しちゃった

「ゴミを出すな!」と力で押し戻すのではなく、”ゴミがないと成立しないイベント”を新しく作っちゃえばいい

 毎年のように渋谷ハロウィンはコスプレとゴミ問題がセットで話題になっていますよね。理想はゴミを捨てる人がいなくなれば良いのですが、”ゴミを出すな!”といったところでまったく効果はないでしょう。ゴミが捨てられたままになっているのは治安、衛生的によろしくありません。

 

 2015年、ゴーストバスターズに扮してゴミを集めそれをアートに昇華するイベントを打ち出されたのはすごい発想の転換だと思いました。 ただ拾うだけでは面白くない、誰が一番良いトラッシュアートと作れるかとなれば、面白がってゴミを拾う人が現れるとは。

 

 何か問題を解決するにしても、正面から攻めるのは難しい場合があると思います。別の視点でどうにかできないか?という問いを持とうと思える事象でした。

仕事になるまで遊べ

  好きでもない仕事は、これから更にロボットが奪っていくんだから、人間に残されたのは”とても仕事とは呼べない好きなこと”しかないんだよね。

 たとえば「旅」だったり、「グルメ」だったり。いうなれば、趣味だよね。さすがのロボットも、趣味には手を出さないから。

 最初はYouTubeも趣味で始めた人たちが今やYouTuberとなり世界を席巻していますよね。ドローンも最初に極めた人が、指導者となってマネタイズに成功していたり。

 

 どの分野でも、それが好きで好きでたまらない人がいますよね。好きでやっている人に、しぶしぶやっている人が勝つのは難しいかもしれません。好きな人は四六時中、息を吸うようにその分野で何かしているのだから。苦行とも思えることを続けるよりは、

好きなこと、あるいは苦もなくできることを増やしていきたいなと思いました。 

 

本書は西野さんにとっての芸人としての生き様がつまった一冊でした。普段考えてもいないような斬新な視点から世界を見ているという驚きがありました。

魔法のコンパス 道なき道の歩き方 [ 西野 亮廣 ]