One is too many

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革命のファンファーレ 現代のお金と広告 / 西野 亮廣 【本】

こんばんは。 

Mitsuharuです(о´∀`о)

 

今日の一冊は、西野 亮廣さんの『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』です。

本書の中から好きな文章を2つ紹介します!

踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報だ」。

 行動しない人間は、自分が行動しない理由を、すぐに「勇気」のせいにする。

(中略)

 行動することに、勇気は必要ない。

子供の頃に一人で乗れなかった電車に、今、あなたが一人で乗れるようになったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。「電車の乗り方」という”情報”を手に入れたからだ。

 勇気という抽象的なものは頼りない。勇気はつかみどころがないから、どうしたら出るか分からない。勇気というのは言い訳で使いやすいのかもしれないし、どこか納得感を与えられる。「ああ勇気がないんだね。そうだよね」と。

 

 不安を拭い去るためには、考えないようにするか、不安でなくなるだけの情報を手にすればよい。もし情報を手にしても、行動しないとしたら、今のところ行動するに値しない事象ということだろう。英断であれ、現状維持であれ。

 

 電車の乗り方は調べればすぐ手に入るだろう。ただ、すぐには手に入らない情報もある。今はネット以外のチャネルがあるかどうかが、情弱情強の分け目になるのかもしれない。ネットは聞こえの良い情報がよく映える。都合の悪いことはすぐ流してしまうから。

 

 行動できないのは、情報を持っていないから。情報を持ったら、あとはやるかやらないかの判断だけになる。

ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。

 大切なのはニュースを出すことではなくて、ニュースになることだ。「ニュースになる」ということは、他人を時間を使えているということだ。「他人の時間を使えている」ということは、ニュースになっている時間が延びているということだ。

 ニュースを出すというのは、他人を宣伝しているか、自分で自分を売り込んでいる場合のことだと思う。1人=1倍の力で頑張っているイメージ。ニュースになっている場合は、注目を浴びている=たくさんの人に見られている=他人の時間を使えている ということになるのだろう。ニュースが大きくなるほどたくさんの人の時間を使えている。人数の数だけ力がN倍化する。発信は一人でも観衆はたくさんという状況、まるで影分身。

 

人気者ほど他人の時間をうまく使っている。例えば、トップYouTuberのHIKAKINさんの見られる視聴時間は半端ない。再生数が100万を超えることも珍しくない。制作は一人の時間であっても、見られる時間は何十万倍にも延びている。 テレビタレントも同様である。斜に構えていうとレバレッジがすごい。HIKAKINさんはすごすぎて参考にならないかもしれないが、ちょっとは真似できたらいいなと思う。

 

現代の錬金術師とも言える、信用の使い手である西野さん。熱いメッセージがつまっており何度も読み返したくなる内容でした。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告