One is too many

『ひとつでは多すぎる』をモットーに色々挑戦したい。 ライフログ(旅・自然)メイン

【私の本棚】旅をする木

こんにちは Mitsuharuです٩(๑´3`๑)۶

本日は、私の好きな本を並べていきたいと思います。

 

注目しているのは星野道夫さんの著作です。昔、英語の教科書で出てきたので

ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

長年アラスカを旅し、写真を撮り続けた星野さんならではの視点で

書かれた文章が好きです。

旅をする木 文春文庫 / 星野道夫 【文庫】

 

あの頃、ぼくの頭の中は確かにアラスカのことでいっぱいでした。まるで熱病に浮かされたかのようにアラスカへ行くことしか考えていませんでした――。広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年、26歳でアラスカに初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々が続いた。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や、開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせとなった生活。それらを静かでかつ味わい深い言葉で綴った。
「新しい旅」「春の知らせ」「オオカミ」「海流」「白夜」「トーテムポールを探して」「キスカ」「カリブーのスープ」「エスキモー・オリンピック」「夜間飛行」など、33編を収録。

 

長い旅の途上 文春文庫 / 星野道夫 【文庫】

 

きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ――。1996年、カムチャツカで熊に襲われて世を去った著者が残した、最後のメッセージ。過酷な自然に生きる人間や動植物、そして極北の大地に注がれたまなざし。人生の豊かさとは、人間の幸とは、いま改めて我々に問いかける静かな声がここにある。
本書は遺稿集として編集されたもので、既発表で単行本未収録の文章を可能なかぎり盛り込むことを編集方針とした一冊。極地を撮り続けた写真家が綴った人と自然にまつわる優しい世界が広がる。アラスカのことをメインにした76篇のエッセイと、カラー写真もふんだんに収録。

 

魔法のことば 自然と旅を語る 文春文庫 / 星野道夫 【文庫】

 

これは星野道夫が語ったところを本にまとめたものである。
彼の声の響きを正しく耳に蘇らせるには、ちょっと工夫がいる。
まず、ゆっくり読むこと。
次に、一度にたくさん読んではいけない。彼は本当に大事なことしか言わなかった。そして本当に大事なことは何度でも言った――。(池澤夏樹「解説」より)
アラスカに魅了されて大自然と動物、人々の暮らしを撮り続けた星野道夫が、みずみずしい体験と生の哲学を、未来ある若者、自然を愛する人々に語りかけた講演集。英語で手紙を出して小さな村を訪れた若き日。カリブーの大移動や、オーロラの息をのむ美しさ。厳しい自然と生きる人々の叡智と祈り……。カラー写真を多数収録。

 

森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて 文春文庫 / 星野道夫 【文庫】

 

苔むした森、蒼い氷河、ザトウクジラの海。太古の気配を残す南東アラスカにワタリガラスの神話を追い、シベリアへと人類の足跡をたどる。アラスカの写真家・星野道夫が遺した最後の物語。シベリアにおける著者の日誌を収録

 

ノーザンライツ 新潮文庫 / 星野道夫 【文庫】

 

ノーザンライツとはオーロラ、すなわちアラスカの空に輝く北極光のことである。この本には、運命的にアラスカに引き寄せられ、原野や野生生物と共に生きようとした人たちの、半ば伝説化した羨ましいばかりに自主的な生涯が充ち満ちている。圧倒的なアラスカの自然を愛し、悠然と流れるアラスカの時間を愛し続けて逝った著者の渾身の遺作。カラー写真多数収録。

 

イニュニック「生命」 アラスカの原野を旅する 新潮文庫 / 星野道夫 【文庫】

 

氷を抱いたベーリング海峡、112歳のインディアンの長老、原野に横たわるカリブーの骨――壮大な自然の移り変わりと、生きることに必死な野生動物たちの姿、そしてそこに暮らす人々との心の交流を綴る感動の書。アラスカの写真に魅了され、言葉も分らぬその地に単身飛び込んだ著者は、やがて写真家となり、美しい文章と写真を遺した。アラスカのすべてを愛した著者の生命の記録。

 

本屋でたまたま『ノーザンライツ』を見つけて買ったところから

星野さんワールドにはまってしまいました。特に『旅する木』や、『長い旅の途上』はほんわか、ゆったりとした気持ちになれます。星野さんの言葉ひとつひとつが

心にしみます。

 

いずれの本もアラスカを舞台にし、日本と比べて遥か遠い場所でも

生きている人や動物の存在に思いを馳せられます。また、壮大なアラスカの前では

人の存在がいかにちっぽけなものであるか思い知らされます。

 

日常生活、社会ではストレスフルなこともあると思いますが、

これらの本を読んで気分転換してみてはいかがでしょうか。