One is too many

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【本】「情熱プログラマー」ソフトウェア開発者の幸せな生き方

エンジニアあるある:納期は絶対だからね!(内心:無理。。)

エンジニアないない:毎日定時退社(※アクシアさんを除く)

(※個人の経験に基づいており、一般的かは保証できません。)

 

プログラマーと一口に言っても、世の中には多種多様な働き方があります。

扱っているモノの違い、業界の違い...etc

働きやすい一握りの職場環境と、多くの劣悪な環境が存在するのも事実です。

 

狭い部屋に、長机、しょぼい椅子と低スペックのパソコンを割り当てられたら

目もあてられません。いや、今どきそんな環境は存在しないと信じたい。

 

なお、部長には、最新・高スペック・大きなディスプレイが支給されていたりします。

しかし出先に行くことが多く、そのPCはあまり使われていません。なんだかなぁと思うことがあるのは事実です。

 

下っ端の社員は5年ものの古いノートPCだったりします。マルチディスプレイも無い人がいたり。ノートPCはプラスでディスプレイがないと本当にきついです。

 

いや、そんな環境なら抜け出せばいいのに と思われたらまさしくそのとおりです。愚痴がでるほどには、職場に毒されています。今こそ行動力を試されている?という一種の試練にも感じています。

 

プログラマーとしていかに生きるか、いや人としてよりよく生きるには?と考えることがしばしばあります。そんな折、伊藤淳一さんのブログで紹介されていた「情熱プログラマー」に興味を持って読んでみました。

 

昨日紹介した「人月の神話」とはうってかわって、よりポジティブな、うまくいくためには何が必要か、情熱を持って、語りかけられるような気持ちになる文章でした。

 

印象に残ったところをいくつか紹介します。

君の周りにいる人たちが君自信のパフォーマンスに影響する。仲間は慎重に選べ

人はどんな仲間と一緒にやるかで腕を上げることもあれば落とすこともあると学んだ。その上、ある集団との長い付き合いが、その後もずっとその人の能力に影響を与えることがある。 

周囲の人が優れており、自分がその中で一番の下手くそであれば、能力を引き上げられ、より難しい課題も解決できるようになります。反対に、ぱっとしない連中と付き合っていると、自分にもうつってしまいます。確かにそうだよなぁと思いました。

 

私自身の経験を例に上げると、地元トップの進学校に、ギリギリ、ほぼビリで合格した過去があります。その学年で一番の下手くそとも言えるような成績でした。模試で数学満点なんていう、意味がわからないような人がいるような学校に入ってしまったわけです。

 

周りがあまりにも優秀だったため、これはまずいぞ、、と必死になって学習することになりました。

 

そして、今となってはどうでしょうか。これも私自身のことを振り返ると、周りが全然いけてない人ばかり、自分が一番の下手くそでいられない環境だという自覚があります。周囲の人の設計・コーディングがイケていないと、自分もなんだかイケてない設計・コーディングにつられてしまう、という悪影響を受けます。。

 

類は友を呼ぶとも言います。どんな人と一緒にいるか選ぶことがとても大事だと認識しました。

 

プロジェクトはマラソンであり短距離競走ではない

プロジェクトの作業は、ほとんどの場合、長期にわたって続く。短距離競走のペースでマラソンを完走することはできない。作業時間を延ばしていけば短期的な生産性は大きく工場するが、長期的には無理がたたって効率が激しく落ち込む。 

長時間労働で、心身を壊した、という噂もききます。いわゆる過労ですね。

疲れがたまる&睡眠不足によって作業の質は著しく低下します。ケアレスミスが増えて、結局は生産性が全然あがっていない、、ということにつながります。

 

プログラマーに関わらず、職業人全般に当てはまると思います。

短距離競走のごとくモーレツに働いたところで、無理は長続きしません。どこかで限界がきます。ペース配分を考え、バテずに、走り続けることが重要です。

 

昨日よりよく

キャリア向上に向かって、今日は昨日よりどんなことを努力できたか?(中略)

自己改善に向かって毎日昨日より少しでも多く努力していけば、目覚ましいキャリアを築くという途方もなく広大に見えた目標も、だんだん現実味のあるもになるだろう。

昨日よりも小さくても、少しずつでもいい、改善したことはありますでしょうか。

小さな改善を毎日行うことが大切です。千里の道も一歩からということわざもあります。 昨日よりも今日できるようになったことを自問し、明日にまた生かしていくサイクルをしたいなと思いました。

 

全体を通しては、情熱こそが圧倒的な差になると語られているように思いました。

そして、筆者の情熱がひしひしと伝わってくるような文体で、読みやすい本でした。

この本を読んだらまさかの結果に!?という成果報告が今後できるように、精進していきたいと思います。

では!

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方